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令和4年「年頭のご挨拶」
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は弊社への多大なるご支援をいただき、厚く御礼申し上げます。
お陰様で、2021年というある意味大変厳しい年を、無事に乗り切る
ことができました。
昨年は、「東京オリンピック パラリンピック」の開催、衆議院議員総
選挙、イギリスのEU正式離脱、バイデン政権の発足等々、国内外において
大きな動きが多々ございました。ただ、大半の皆さんはやはり「コロナに
始まり、コロナに振り回され、コロナで終わった」感が否めない一年だった
のではないでしょうか?年末に入り一旦落ち着いたようにも見えましたが、
年始早々「第6波」の文言をあちらこちらで見かけるようになっております。
2022年もまた「コロナによる始まり」を迎え、混沌とした情勢はまだ
まだ続くことが予想されます。その中で、猶予期間があるとはいえ「インボ
イス制度」の本格導入、「東証再編」の施行等々は、どれくらいの範囲まで、
どのような影響を我々中小・零細企業が被るのかは、専門家でも見通すのが
難しい問題なのではないでしょうか。
私は、このような混沌とした時代の予測困難な問題への最善の対処法とは、
「正攻法」であると考えます。相手は難敵であるほど、相手に合わせれば合わ
せるだけ、自らの足元が見えなくなるものであります。そうなるといかに精鋭
部隊を備えた屈強な組織であろうとも、大苦戦を強いられることになります。
そして、自分を見失っていることに気付くことなく更なる戦略を打ち続ける
ことで、益々深みにはまり引き返すことすらできなくなった事例は決して少な
くありません。
経営の神様と謳われて久しい松下幸之助氏は、経営者にとって一番大切なも
のは「運」であると仰っています。そして、その「運」とは、元来備わってお
るものではなく、お客様や自社の社員に対し、日々感謝を忘れず大切にするこ
とにより、その方々が運んで来て下さるものなのであると。
私にとっての「運」の考え方とは、例えるなら、結果が伴わなかったときに
は、まず冷静且つ謙虚に「評価」・「反省」・「検証」・「統制」・「対策」
を経て、次なる「行動」へ移す際にはちょっとだけ「今回は少し運が悪かった
だけだから。」と良い切り替えのための言い訳に使い、結果がついてきたとき
には、「己の実力でもなんでもなく、単に運が良かっただけにすぎない。」
と本心から言えるまで繰り返し唱えるために使う。そうすることにより、過度に
「落ち込んだり」、「驕り高ぶる」ことで己を見失わぬため、「運」という戒め
を設けることにより、これからの歩みを良い方向へと運ばせるものとなるのでは
ないか?と思うのであります。然るに「運」とは、単に過去の評価として「善し
悪し」を付与したり、「強弱」を競うものではなく、自身で活用することで、人
それぞれに、それぞれの意味合いの「運」が備わるのだと思うのです。
まだまだ昨年同様、またそれ以上に厳しい状況が続くであろうかと存じますが、
当社といたしましては、本年も愚直に、淡々粛々、「正攻法」を駆使してまいる
所存であります。相も変わらずの無粋者にございますが、皆様の更なるご指導を
いただけると幸いに存じます。
末筆となりますが、関係各位の皆様のご健勝並びにますますのご発展をご祈念
申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
令和4年1月吉日
株式会社オー・イー・エヌPS
代表取締役 加藤 二郎
年末年始営業のお知らせ(提携顧問先さまを除く)
年末年始の営業につきましては、下記のとおりといたします。
「年 内」・・・12月30日(木) 午後3:00まで
「年 始}・・・令和4年1月4日(火) 午前9:00より
誠に勝手なお願いとは存じますが、よろしくお願いいたします。
* 尚、緊急事案につきましては、この限りにございません。
お盆期間の営業時間について(提携顧問先さまを除く)
8月11日(水)より8月16日(月)までの営業は、
下記の通りとなります。
・8月11日(水)・・・休 業
・8月12日(木)・・・通常営業
・8月13日(金)より15日(日)まで・・・休 業
・8月16日(月)・・・通常営業
以上、ご不便をおかけいたすとは存じますが、
よろしくお願いいたします。
「第8期」事業年度を迎えるにあたり
日頃より、お取引先様をはじめ関係各位の方々には大変お世話になっております。
おかげ様で、令和3年7月2日を持ちまして、無事「第7期」事業年度決算確定の運びとなりました。
今般のコロナ禍など厳しい経営環境において、当社のような零細企業が生業を営んでおられるのも、
言葉に乏しく儀礼的表現でお恥ずかしい限りとは存じますが、皆様方のご尽力の賜物であると心より
感謝申し上げます。
さてそのような中、経済的観点からも生活環境においても、国内外ともにまだまだ本年中には停滞に
よる辛抱を余儀なくされる状況はつづき、徐々に上向き加減に動き出すのは、早くて年明け以降では
ないかと思われます。
当社の当期戦略といたしましても、上半期は充電期間と位置づけ、あらゆる動きを最小限化し、
本格的に動き出すのは下半期以降との所存であります。
「行動指針」といたしましては、世の中全体が疲弊し、皆がお互いに疑心暗鬼になっておる
ようにも見えるこんな時だからこそ、「バカ正直に生きてみよう!」をテーマに掲げ、推進して
まいります。
最近ニュースやワイドショーにおいて、行動制限下における路上飲みやどんちゃん騒ぎをする
方たちの話題を時々目にいたします。そしてお決まりのようにインタビュアーが「なぜ、いまこの
ようなことをするのか?」の問いに対し、さも得意気に「ストレス発散で」・「自己責任で」・
「自粛で疲れて」等々の返答をなさる光景が映し出されます。
その方たちがどういう意図でそれらの文言を選択されておられるのか?はさておき、私が気に
なるのは、さも得意気に答えておられることにあります。確かにある意味「権力に逆らう」こと、
「やんちゃをする」ことは痛快でカッコイイという気持ちになるのも理解はできます。但し、
それは「決まりを守る」こと、「ちゃんとしてる」ことがカッコ悪いということとは違います。
これらは、ごく一部の方々がカッコ悪いという言葉に置き換えて、できない自分、やれない
自分に言い訳をし、無理にカッコイイ自分を演じているに過ぎないのではないでしょうか。
なぜなら、「決まりを守り」、「ちゃんとする」ことは、とてつもないパワーが必要であり、
徒党を組んでカッコつけていた方がよっぽど楽だからにほかなりません。
私は、天気が良ければ週4~5日、早朝ウォーキングをしております。そのコース途中で
時々とてもカッコ良く、私自身もその行動を見習って真似をしている方にお会いします。
お年はおそらく80歳を超えるぐらいか?と存じますが、その方は、まだ朝が早く、一台の
車も通らない中で歩行者用信号が赤の間じっと待っておられます。そして、信号が青に変わると
左右確認をしてから、失礼ながらお年に似合わぬさっそうとした足取りで横断して行かれます。
私はその振る舞いを初めて見たときには、「何やってんのかな?この爺さん、さっさと渡れば
いいのに。」「年取ってトロくなってんだろうな。」と思いながらまだ赤信号のままの横断歩道を
渡っておりました。そんなことが何回か過ぎたある日、私はふと気まぐれにその方の真似をして、
一台の車も通らない赤信号をやり過ごし、青に変わってから左右確認をして渡ってみました。
その時は、正直何も変わりませんでした。(赤信号を待った分の時間がかかったこと以外には)。
しかし次の日から、その横断歩道が近づくと「今日はどうしよう?」と考えるようになり、さらに
数日後には「どっちでもいいか。」となり、最終的に「どっちでもいいなら、ちゃんと渡ろうか。」
に落ち着き、今朝もまた、青信号になったら左右確認をして渡ってまいりました。ただ、それから
4年経った今でも、他人や車が通るときは、人目を気にし一瞬、左右確認を躊躇する自分がおります。
そして、同時に先日もお見掛けしたその方が、相も変わらず私をはじめ誰の目も気にすることなく、
ごく当たり前にさっそうと横断歩道を渡っておられる姿に「カッコよさ」を覚えるようになりました。
人は、「自分に正直に生きる」ことが好きであり、また苦手でもあります。それは、あらゆる弊害が
壁となって立ちはだかり、行く手を阻むからであります。これらに打ち勝ち、「自分に素直に従う」ため
にはとてつもないパワーが必要となります。そして、そのパワーの源となるのが、「精神的・「肉体的」・
「経済的」な余裕とこれら3者間のバラン感覚であり、その結果、得難い「時間」が確保されるのです。
そうして獲得した得難い時間を有効に使うためには、正しい方向性(政策)と導く方法(戦略)を
土台に、少なくとも「時間がかかる」こと、「時間をかける」ことを悪としない生き方が必要なのです。
当社ではそれが「バカ正直に生きてみる」ことであると考えます。
「明日潰れるかもしれない瀬戸際で他人事で気楽なことを言うな!」これは、直近に伺ったお取引先
で賜ったお言葉であります。仰るとおりであり、「コンサル業とは、他人様のふんどしで相撲を取る輩
の商売である」と、起業いたした時から胸に刻んでおります。
その上で、敢えて申し上げたいのは、人がすべての根源であり宝である外食産業において、「時間を
かけれない」経営は悪である。ということであります。
末筆となりますが、お取引先様をはじめ、皆様のご多幸、ご健勝を祈念いたすとともに今期も変わらぬ
ご指導をいただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
令和3年7月8日
株式会社オー・イー・エヌPS
代表取締役 加藤二郎
令和3年「年頭のご挨拶」
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、お取引先をはじめ皆様方より多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。
さて、コロナ禍が叫ばれはじめてから一年以上が経過いたし、収まる気配どころか益々猛威を増す
昨今、関係各位におかれましても、想像に余りある苦難の日々が続いておることと存じます。
多分に漏れず、当社でも影響を受けてはおりますが、業種並びに零細の性質上、幸いにも現在
まで大波を被らず参っております。但し、当社といたしましては、この大波はまだ序章に過ぎず、
これからがいよいよ本番との認識ゆえ、全く予断を許さない状況に変わりはございません。
今般の経済的なダメージを「リーマンショック」に例えられる専門家も多々いらっしゃいま
すが、私の拙い見解としては、コロナショックの場合、これらと大きく異なるのは、【フロー】
へのダメージはリーマン級を超えるものであることは否めずとも、【ストック】については、
遥かに軽いものに留まっておると思われます。その点において、今後、再び失われた20年が
再来するとは考えておりません。しかしながら、数年で元に戻るとの楽観的観測に立っておる
のでもなく、新元号に沸いた令和元年当初まで戻るのには、少なくとも5~10年単位の歳月を
要するものと思われます。
これからの中小・零細企業の多くが生き残りを図るため、いかに経済回復まで持ちこたえるか?
を念頭に、コストカットや業態転換など、ありとあらゆる政策、戦略を駆使されることでしょう。
また、「もしも」をより身近に痛感し、「内部留保」に走る企業も増えることでしょう。
それらの政策は、確かに間違いではありません。しかし、このような逆境時にこそ、
「そんな悠長なこと言ってる場合ではない」時にこそ、決して忘れてならないのは、
「あくなき人材育成」の継続であります。
この頃、生前よく名将たる野村克也氏が仰っていた言葉を思い出すことがございます。
「財を残して下」「仕事を残して中」「人を残して上」
本年当社では、顧問先及びお取引先様が今一度、人件費とはコストではなく、投資である
ことを再認識され、「人材資産」という【内部留保】無くしてコロナ禍を乗り切り、更に
その後の発展に繋げることなど到底できないことなのだと位置づけ、是非とも政策の一端
に加えていただけるよう尽力してまいる所存でございます。
皆様方には、何卒、変わらずのご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
令和3年1月4日
株式会社オー・イー・エヌPS
加藤 二郎