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2023 / 06 / 23  11:15

「第9期」事業年度終了にあたって

毎回同じようなご挨拶の繰り返しにて恐縮とは存じますが、おかげさまを

もちまして当社における「第9期」事業年度を終了し、無事「第10期」

を迎えられることとなりました。私共のような零細企業が10年目に臨む

ことができるのは、偏に顧問先さまをはじめといたす皆様方のお力添えを

いただいた賜物であると深く感謝申し上げます。

 

 3年余りのコロナ禍をくぐりぬけまだまだ予断は許されない状況である

とはいえ、ようやく日常を取り戻しつつあるのかな?と思うことのできる

頻度が増えて参ったこの時期に新事業年度へ向かうにあたり思うことは、

当該感染症との激闘下において大多数の方が経済面や精神面において公私

に渡りたくさんのものを失われたのではないか?ということであります。

そしてそれらは、私たちがこれまでの日常において当たり前にしてきたこ

とを瞬く間に奪い去られたかのごとく感じた方も多かったのではないか

も思われます。また他方では、これまた多くの方がこれらの失ったものよ

導かれた教訓もたくさんあったと、あらためて気づかされておいでなの

ではないでしょうか。かくいう私もその中の一人であります。

「失って」、はじめてその大切さ、重要さに気づくことは、決して珍しい

ことではございませんが、自分が今回の経験により得た教訓の代表的なも

は、「対面を基軸に据えたコミュニケーションの必要性及び必需性」に

ついてでございます。

私たちは相手方に自らの意思や意図を伝える方法として、言葉(手話)や

動作、文字、イラスト、図形等々をリアルタイムに、時には写真や映像に

加工し残すならゆる手だてを持ち合わせております。さらにこれらは

会話など単に言葉の交みに留まらすことなく、音楽や芝居、あるいは

ダンス、スポーツ等のフォーマンスにのせ発したりもいたします。そし

てこれら伝える方法において重要な要素のひとつとなるのが、「一方向」

なのか?「双方向」なのか?ということであります。自分がいま駆使しよ

うとしている伝達法は、いずれの方向に向いているのか?それを「誰に?」

「何を?」「どのように?」、思いの丈を「どれくらい」伝えたいのか?

などを意識、自覚して発するようにまでなることで、伝えるという行為は、

「術」と呼べるレベルにまで引き上がることとなります。

コミュニケーションとはこれらを互いに身に付け、相手方の意思、意図な

どの思いの丈を、五感をはたらかせ、その場の雰囲気や空気感をくみ取り

ながら楽く、真摯に傾聴し、双方向で交わすことが基本となります。

それには、どうしても対面で行う時間が必要となるのです。確かにリモー

トにおけるやり取りにも一定の双方向性はございます。が、どうしても対

面より一方向に陥りやすい面が存在いたすことも否めません。リモートに

よるコミュニケーションを全部否定するつもりは毛頭ございません。しかし、

コミュニケーションをリモートのみに頼るには、互いに相当レベル以上の術

が必要となります。ここにいう相当レベル以上の術とは、例えるのなら、思

わず「うまい」と頷きたくなるような芝居をなさる俳優さん(門脇 麦さん、

安藤サクラさん、二階堂ふみさん、女優さんばかりで恐縮とは存じますが、

私も大ファンである小芝風花ちゃんなど)と同等ないしそれ以上の演技力や

表現力のことを指ます。もし、それらを身に付けていらっしゃらないなら、

せめて「リモート」4:「対面」6くらいを目指して実施していただければ

と存じます。

 

 AI化、リモート化、システム化など益々人に成り代わる仕組みの導入を

求められることになるであろうこれからの経営戦略において重要な原動

となるのは、人々が肌で感じる「臨場感」ではないでしょうか?臨場感は、

機械やシステム下においては何の力も付与をいたしませんが、こと人間に

対しては、「他人事」から「自分事」へと意識を転換し、且つ高揚させる

力を具備いたしておるものでございます  

  

 当期は、いわゆる定款に掲げる取締役任期の満期を迎える節目の事業年度

となります。日頃よりお取引させていただいている皆様には言うまでもござ

いませんが、新たにお付き合いさせていただくこととなる方々にもまた、尚

一層のご指導、ご鞭撻を賜り、無事、次任期への重任を果たせますよう日々

愚直に、淡々粛々と歩んで参る所存にございますので、何卒宜しくお願い申

し上げます。

 

                      令和5年7月吉日 

                      株式会社オー・イー・エヌPS

                          加藤 二郎

 

 

 

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